花火ロケット秩父市吉田の龍勢祭

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毎年開催される、秩父市吉田の龍勢祭、平成27年10月11日(10月第二日曜日)開催
8:40〜17:00の間、約15分間隔で約30本の龍勢の打ち上げを予定しています。
 但し、11:00〜11:50の間は、椋神社例大祭祭典執行により、打ち上げは休止します。





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1.いつの時代から打ち上げられたのか?

記録として残っているのはいずれも明治以降で、技術の発祥がいつなのかは正確にはわからないようです。
諸説ありますが、400年以上の伝統があるといわれています。1725年ごろから始まったのではないかとされていますが、1500年代に「椋神社の例大祭に龍勢ありたり」という一節が出てくる記述もあるそうですので、そのころから存在した可能性はあります。

2.龍勢とは?

端的に言えば、巨大なロケット花火そのもの。 燃料の黒色火薬の混合も吉田町内で調合されるのである。先端部分には「吹っ切り」という穴があけてあり、ここまで火薬が燃焼すると、 この穴より火焔が噴出し、外側に仕掛けた煙幕や落下傘などの「背物」の仕掛を分離作動させる仕組みになっています。

吉田町では町をあげて龍勢を積極的に公開しています。道の駅龍勢会館で実物の龍勢の展示をはじめ、150インチ大型スクリーンによる祭りの映画や、発射の瞬間を音と光で再現する実物大のやぐら、龍勢製造工程の写真、各流派の紹介、世界の龍勢などを展示しています。



3..龍勢の構造と作り方

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(1)龍勢の製造は山に這い入り、松や竹を伐採することから始まります。それを2年以上も乾燥させ水分を飛ばして、軽量化した部材を作ります。乾燥の経過で割れなどが生じることもあり、予備用としていくつかの部材の確保も必要となります

(2)祭りの日が近づくと、各流派ごとに松材をくり抜き、竹のタガをかけて火薬筒を作ります。

(3)硝石、炭、硫黄を混ぜてから水分を与えて(しとり)シットリとした黒色火薬を作ります。
その配合比率に各流派の秘伝があり、それぞれ独自の混ぜ合わせ方を持っています。
それから火薬を混ぜ合わせる際「しとり」と呼ばれる水分を加えるのですが、火薬の配合が同じ比率でも、このしとりによっても打ち上がり方は変わります。
火薬筒の中にはおよそ5kgの「黒色火薬」を充填します。

「黒色火薬」を火薬筒に少し入れてはカケヤを使って堅く詰め、何回も繰り返しながら徐々に層を重ね、カチカチに固めた黒色火薬に仕上げます。

(4)火薬が詰まり終えると、底に錐で穴をもみ、噴射口を空けます。詰めた火薬の中心部にも錐で穴をもみ、燃焼抗を作ります。これは打ち上げ時に火が入った際、先ずはこの燃焼抗の周囲の火薬から燃え始め、徐々に外周へと燃え広がることにより、火薬がガスに変わり、ガスが噴射する反動で空高く上がっていきます。龍勢が上昇する推進力になります。

(5)龍勢が上がるかどうかの主な決め手は、火薬を空洞が無いように固く詰める技術と、噴射口・燃焼抗の空け方によるところが大きく影響します。

(6)祭り前日、火薬庫に保管していた火薬筒に、青竹(矢柄)、背負い物(落下傘や煙火等)の取付けを行い、龍勢を仕上げます。各流派とも秘伝と独自の工夫をこらし、検討を重ね、構想から約一年間の歳月と共に、真心を込めて製作を終了


今年、平成27年10月11日(10月第二日曜日)開催の情報は次回に。

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