龍勢の仕組みを考える内に「あれ。昔やった竹ひごつきのロケット花火と仕組みはおなじじゃないか」と思いついた。
ロケット花火
最高薬量2グラム以下
竹ひご付きのものは、竹ひごが方向性を高めています。凧あげの凧の足と同じで、あまり短いと姿勢制御が出来ずに不特定の方向に飛んでいってしまうので絶対に折らない。
ロケットの頭の火薬の装填してある部分ですが、日本製は火薬の組成に関係してだいたいプラスチック(PP)で出来ています。なぜプラスチックでできているかというと火薬を装填するとき強い圧力で固めるため安価かつ確実な素材だということのようです。大きさ規模は違えど仕組み的にはほぼ同じ、端的に言えば、龍勢の仕組みはは巨大なロケット花火である。と言い切っていいと思います。
ロケットはなぜ飛ぶのか?
実は私もロケットは噴射するガスが空気を押すことにより進んでいると思っていたのですがどっこい、そうではないのです。
たとえて言えば、膨んでるゴム風船の場合中の空気が風船の内側をあらゆる方向に押し、力のつりあいがとれています。しかし、口の部分を開けると、口の部分だけは押す力がなくなります。風船の口の反対方向を押す力はそのままですから、その力の方向に進むことになるというわけです。ようするに、力のつりあいがくずれることによって進んでいくわけです。
ロケット花火も導火線に点火すると推進剤が下の方から激しく燃えていきます。煙と熱いガスが発生し、ロケット花火内部を押すとともに下からガスを噴き出します。上は押す力を受け止めますが、下は噴射口で何もありませんので力のつりあいがくずれます。それで、ロケット花火は飛んでいく。・・風船と同じ動きをするわけなんですね。
作用反作用といい、物を投げ出したり、噴射したりすることによって、物体は必ず反対方向への力を受けるのだそうです。これは
真空中でもロケットは前にすすむのはなぜかとう問いに答えるけっこう重要なポイントのようですね。
しかし昔はどこでも打ち上げできたロケット花火最近みないなー。
スポンサードリンク
この記事へのコメントはありません。